煌夜祭に寄せて 2020~2025 [無料配布]

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十八諸島の世界を巡り、世界各地で話を集め、他の土地へと伝え歩く。それが我ら語り部の生業。冬至の夜、我らは島主の館に集い、夜を通じて話をする。それが煌夜祭……年に一度の語り部の祭。

「魔物の姫に会ったあの時、人生のすべてをかけて、彼らを救うと心に決めた―― ここは生物も住めぬ死の海に浮かぶ十八諸島。〈語り部〉たちが島々を巡り集めた物語を語り継ぐため、年に一度、冬至の晩に煌夜祭が開かれる。今年もまた人を喰らう恐ろしくも美しい魔物と人との誓いの物語の幕が上がる。」 (BOOKデータベースより)

多崎礼氏の名著「煌夜祭」。第2回C・NOVELS大賞を受賞した素晴らしい物語です。
中央公論新社による公式の特設ページはこちらになります

2020年から2024年まで、オンラインで語り部が集い物語を披露するバーチャル煌夜祭(SNS煌夜祭)が著者主催により行われてきました。
自分は物語を書く代わりに「煌夜祭」に寄せる曲を作りました。

2020年から2023年までのバーチャル煌夜祭のまとめは多崎先生のblogにあります。煌夜祭特設ページにblog内まとめへのリンクがあります。
煌夜祭2020
煌夜祭2021
煌夜祭2022
煌夜祭2023

2026年6月8日に中央公論新社様より出版される
『多崎礼公式ガイドブック 煌夜祭20年の軌跡』
の発売を勝手に記念しまして

これまで「バーチャル煌夜祭」に寄せて作ってきた楽曲をリマスター、アルバムにまとめ同日にリリースします

ジャケット1p

トラックリスト

  1. 冬至の一夜:Prelude
    煌夜祭2020の前奏曲として短い曲を書きました。
    煌夜祭の著者多崎礼先生から携帯の着信音に使ったと伺いました。嬉しい!

  2. 十八諸島の語り部たち
    十八諸島を巡る語り部たちの物語。

    ・・・煌夜祭は語り部たちの世界。  
    語り部になれなかった楽師には名乗る通り名もなく  
    うまく語ることのできる物語もありませぬが  
    今年の煌夜祭はとりわけ特別なもの  
    紡いだ音楽を名乗り代わりに。・・・

  3.  リアナとバトウの子守唄
    ・・・ある夜半遅くにヤジー島 第三蒸気塔の近くを通りかかったときのことです
    どこからかそっと子守唄が聞こえてきました
    今となっては誰が唄っていたかも定かではありませんが優しい唄声だったように思います 良き夢を……
    (もしリアナとバトウがリィナのために一緒に子守唄を歌ったとしたらこんな優しい唄だったかもしれないな…と思いつつこの曲を書きました)

  4. Peaceful Perdition
    2020年のボーナストラックでした。
    運命を受け入れた魔物が静かに○○される・・・そんな物語中の場面を描いてみました

  5. 糾える記憶[遍歴]
    文庫版・単行本に新たに収録された短編「遍歴(ピルグリム)」に寄せてこの曲を書きました。
    (なお本曲は最初の発表時より編曲を重ねて現在ではだいぶ違う形になっています)

  6.  島々を渡るもの
    語り部が蒸気船に乗り島々を巡り歩く旅路を調べに乗せました。

  7. 煌夜の祈り
    失われるもの、最後に残るもの。
    ・・・もう定かでない昔 彼方の島々を旅していた折に耳にした旋律を 記憶を辿りながら奏でましょう (イガ粉の火の粉が上がる)

    多崎先生にリプライを頂きました。「楽師様、ようこそおいで下さいました。今年もまた美しい旋律を聞かせていただき、ありがとうございます。 今年は悲しい出来事が多くありまさした。祈りは目にも映らぬ儚いものですが、それは希望と同じく、形ないものだからこそ深く心に染み入るのだと信じています。この透き通った楽の音のように。」

  8. 黒猫と11年目のトロンポウ
    今宵まずはナンシャー島に11年毎に咲くというトロンポウにちなむ短い曲を…… 
    (外伝:「夜半を過ぎて」に依ります)

  9. ヤジーの幼き島主
    ヤジー島には何度も通いました
    かの島での煌夜祭で毎年語り継がれる、幼くして継いだ島主にまつわるお話があるそうです
    (外伝:「ぼんくらな島主」に依ります)

  10. Adrift and the Terminus
    ある時エンジャ島に奇跡的に流れ着いた漂泊者がいたと伝えききました
    (読了された読者にはおそらく誰の事か分かると思うのですが。そうですあの方です。)

  11. 深き森の姫
    ターレン島の深い不気味な森の奥には冬至の夜、美しくも恐ろしい姫が現れるという噂を耳にしたことはおありでしょうか

  12. 第三蒸気塔と観測士
    蒸気塔は島にとってかけがえのないもの、それなくしては島は毒の海へ沈んでしまいます。 奇妙なリズムで鳴り響く蒸気と機械の鼓動。 そして蒸気と島の運行を知り尽くしち密な計算で蒸気船を助ける観測士たち。

  13. 炎を継ぐもの
    諸般の事情で2025年からは公式の開催はなくなりましたが、こうして煌夜祭に曲を寄せるのを勝手にやってしまおうということで今年も曲を作りました。

    炎は照らす。そして影を生む
    その影からはもう逃げることはできない

  14. A Dance beneath the Night
    闘争が終わっても、夜は終わらない。
    むしろ、夜はそこから始まる。

  15. 語られなかった夜、残された記憶
    名前を与えられなかった感情。
    説明されなかった沈黙。
    誰にも共有されなかった理解。

    それらは消えたのではなく、
    言葉にならなかったまま、
    夜の底に沈んでいる。

 

ジャケットの印象的な素晴らしい人物イラストは、clusterフレンドのていおー様に描いていただきました。ありがとうございます。

バーチャル煌夜祭の軌跡

著者自らウェブページにまとめられています。

多崎礼 公式blog 霧笛と灯台
小説家多崎礼の個人ブログです。近況報告や新刊案内、創作の裏話なども綴っていきたいと思います。

中央公論新社・煌夜祭特設ページにもまとめへのリンクがあります。

煌夜祭 特設ページ|中央公論新社
書籍『煌夜祭』特設ページです。魔物の姫、オレはあなたを救えただろうか?冬至の夜に語られる人と魔物の誓いの物語。多崎礼の原点、圧巻のデビュー作!

大好きな物語を生み出したその本人が主宰するバーチャル煌夜祭。勝手に曲を作って勝手に参加させてもらってきましたが、暖かく迎え入れていただき、本当に素晴らしい、夢のような冬至の日々を過ごさせていただきました。

収録曲のクロスフェード

収録曲のクロスフェードはこちらになります。


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